A STORY OF THE IRON|北浦鋼鈑株式会社

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A STORY OF THE IRON|鉄と人と。そして未来へ。

ファインスチールが支える私たちの未来。

ファインスチールは、軽く、薄く、強く、しかも加工しやすく、錆びにくいだけでなく、一般的な鉄材に比べ、板圧の変動が少ない、深絞り加工が可能など、他にない高機能性素材として、各種産業分野の最先端で利用されています。用途に合わせた成分調整も可能で、より高付加価値をめざした新素材の研究・開発も盛んです。私たちの暮らしや産業、社会や環境の未来を支えてゆく重要な素材として、これからも活躍が期待されています。

エコノミーからエコロジカルへ。

鉄鋼業界は、公害が社会問題化した70年代以降、自らの与える環境への影響については、どこよりも真剣に取り組んできました。省エネ設備の導入・排エネルギーの再利用・操業改善などの結果、生産量の増加にもかかわらず、エネルギー消費は減少、CO2排出量削減では他産業に比べ最も成功している分野となりました。

1.原材料の前処理
焼結鉱粒状にした鉄鉱石と石灰石を混ぜ合わせ、約1,300℃の高温で焼結させ、5〜25mmぐらいの均一な塊にします。
2.製鉄工程
高炉高炉の中で焼結鉱と※コークスを反応させて「銑鉄」を作ります。高炉の中は2,000℃以上にもなり、焼結鉱から鉄が還元・分離されます。焼結鉱に含まれる不純物は「スラグ」として取り出されます。副産物である「スラグ」はセメント原料に活用されます。
※コークス:石炭を蒸し焼きにした高純度の炭素塊。
3.製鋼工程
銑鉄に残留している不純物や炭素分を除去するとともに、強度、加工精度、耐熱・耐蝕性など、お客様のご要望に応じた高機能な鋼鉄材を作るためのブレンドが行われます。
「転炉」はリサイクルの要高炉から運ばれた銑鉄と鉄スクラップを「転炉」に装入、高圧の酸素を吹き込み、不要な炭素分を除去します。
最後に「二次精錬」と呼ぶ工程で最終的な成分調整を行います。
こうしてできた炭素含有量が1.7%未満の鉄が「鋼」です。
炭素分が高いほど硬く、低いほど柔らかくなります。
連続鋳造溶けた状態の鋼(約1,600℃)を鋳型に流し込んだ後、徐々に冷やされて凝固した鋼をロールで引き抜き、製品の形状・重量などに応じて一定の大きさに固めます。できあがった鋼は形状に応じて「スラブ」「ブルーム」「ブレット」と呼ばれる「鋼片」となります。
我々は、鉄鋼業とともに地球の未来、そして子供たちが豊に育つことのできる自然や環境の再生に配慮した鋼鈑の提供を目標に、これからもたゆまぬ努力を続けてまいります。