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JIS G 3318(1994)塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯


J I S (1990) 制定



(1) 適用範囲
この規格は、JIS G 3317の冷間圧延原板を用いた溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板
及び鋼帯(以下、塗装原板という。)に、耐久性のある合成樹脂塗料を両面又は片面に均一に塗装、
焼き付けた塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯(以下、板及び
コイルという。)について規定する。この場合板、は平板のほかJIS G 3316の形状及び
寸法の波板を含む。

備考 この規格の引用規格を、次に示す。
JIS G 0303 鋼材の検査通則
JIS G 3316 鋼板製波板の形状及び寸法
JIS G 3317 溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS R 6252 研摩紙
JIS S 6006 鉛筆及び色鉛筆
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 9117 保安用反射シート及びテープ



(2) 種類及び記号
2.1 塗膜の耐久性の種類及び記号
塗膜の耐久性の種類は3種類とし、その記号は表1による。

表1 塗膜の耐久性の種類及び記号
種類 記号 耐久性
1類 1 主に1コートのもので、耐久性は、4.による。
2類 2 主に2コートのもので、耐久性は、4.による。
3類 3 主に2コート以上のもので、耐久性は、4.による。
備考 1. 1類は、板及びコイルの裏面だけに適用することができる。
2. 表面及び裏面の塗膜の耐久性の種類は、
それぞれの面の耐久性の種類の記号を
組み合わせて、2けたの数字で表す。
3 2
裏面 2類
表面 3類

3 3
裏面 3類
表面 3類
3. 両面塗装で表面だけ品質を保証する場合は、
非保証面は、0で表す。
2 0
裏面 非保証
表面 2類
4. ここで保証とは、4.、5.及び11.に適合することをいう。

2.2 用途による種類
板及びコイルの種類は、8種類とし、その記号は表2による。
参考 種類を表す記号の例
一般用2類塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板、片面保証CZACC-20
一般用を用いた屋根用2類塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板、
両面保証 CZACCR-22構造用3類塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき
鋼板(裏面2類)、両面保証 CZAC400-32一般用を用いた
屋根用2類塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板製波板、
片面保証 CZACCR-20 W2

表2 種類及び記号
単位mm
種類の記号 表示厚さ 適用 塗装原板の種類の記号
CZACC 0.25以上1.6以下 一般用 SZACC
CZACH 0.25以上1.0以下 一般硬質用 SZACH
CZACD1 0.40以上1.6以下 絞り用 SZACD1
CZAC340 0.25以上1.6以下 構造用 SZAC340
CZAC400 0.25以上1.6以下 SZAC400
CZAC440 0.25以上1.6以下 SZAC440
CZAC490 0.25以上1.6以下 SZAC490
CZAC570 0.25以上1.6以下 SZAC570
備考 1. 表2以外の表示厚さを受渡当事者間で協定することができる。
2. 塗装原板のめっきの付着量は、JIS G 3317による。
3. 屋根用及び建築外板用に用いる場合は、表2の種類の記号の末尾に、屋根用はR、建築外板用は
Aを付ける。この場合の表示厚さ及びめっき付着量は、JIS G 3317附属書1(屋根用及び
建築外板用の板及びコイルの表示厚さ及びめっきの付着量表示記号)による。
4. JIS G 3316によって波板に加工した場合は、表2の種類の記号に更にW及び
波板の形状記号を付ける。この場合の表示厚さ及びめっきの付着量は、
JIS G 3317附属書2(波板の表示厚さ、めっきの付着量表示記号及び標準寸法)による。
5. 波板用には表2の種類のうち、一般用、一般硬質用及び構造用を使用する。
6. 屋根用及び建築外板用には、塗膜の耐久性の種類の2類以上のものを適用する。
7. 屋根用で片面保証の場合、2類については裏面をベージュ色とする。



(3) 表面保護処理
板及びコイルに表面保護処理を行う場合の種類及び記号は、表3による。

表3 表面保護処理の種類及び記号
表面保護処理の種類 記号
保護フィルム P
ワックス T